こんにちは!アラフィフおやじでございます。
前編からつづく焚き火は、夜になっても燃え続けていました。
燻製や焼き鳥をつまみながら過ごした時間がそのまま伸び、気づけばあたりはすっかり暗くなっています。
静かな熾火・・・とはいかず、日が落ちると冷え込みが一気に増し、気づけば薪を次々とくべていました。
パチパチというより、バチバチと勢いよく立ち上がる炎。
顔は熱く、背中はひんやり。
冬の夜らしい温度差です。
火の勢いを保ちながら、晩ごはんの準備に取りかかります。
前編はこちら:【ソロキャンプ】【キャンプ飯】2026年2月前編|雪かきから始まる閑乗寺ソロテント泊【富山・閑乗寺キャンプ場】
オリーブオイルでヒレカツ定食
今夜はヒレカツ定食。
キャベツを刻み、焚き火でなめこ汁を作り、水蒸気炊飯でごはんを炊きます。



ヒレ肉は食べやすい大きさに切り、アイラップの中で薄力粉をまぶし、卵にくぐらせてから再びアイラップの中でパン粉付け。

粉が飛び散らず、洗い物も少ない。
キャンプで揚げ物をするときの、私の定番スタイルです。
前編で手に入れたオリーブオイルを使って、少量の油で揚げていきます。
スノーピークパーソナルクッカーの小さい方のフタに浅く油を張り、ヒレ肉を入れます。
油に入れた瞬間・・・
ジュワッ

食べる前から美味しさを感じてしまうような揚げ音です。
少量の油でも、途中で裏返しながら、じっくりと揚げれば中までちゃんと火が入ります。
揚がったヒレカツは、きれいなきつね色。
定食が完成しました。

まずは、なめこ汁をひと口。
あつい。
でも、その温度がちょうど良く、体を芯から温めてくれます。
そしてヒレカツにかぶりつきます。
サクッとした歯触りのあとに、やわらかく、しっとりとしたヒレ肉の美味しさ。
オリーブオイルで揚げたせいか、後味が思いのほか軽い。
そこへ白ごはんをかき込み、味噌汁で流す。
外で食べる定食は、どうしてこうも美味しいのか。
油を忘れたおかげで、少しだけ上品なヒレカツになりました。
結果オーライです。
おこもりの夜
食後、焚き火が燃え尽きるのを見届けつつ、クッカー類を片付け、焚き火台以外のギアをテント内へ移動します。
入り口を閉じると、空間は一気に静まります。
ローテーブルとローチェア。
チェアの背後に整然と並ぶギアたち。
ランタンの灯りが、布の内側にやわらかく反射します。

今夜はテントの中でゆっくりと。
ウイスキーを少し。
そして芋焼酎も少し。
特別なことは何も起きません。
ただ、火の匂いがわずかに残る空気の中で、今日一日をゆっくり思い返すだけ。
除雪、焚き火、揚げ物、静かな時間。
毎回ほとんど同じ流れです。
でも、それがいい。
冬の夜は、底から冷えてきます。
シュラフの中に電気しき毛布を敷き、最初は強で温め、落ち着いたら弱めに。
テントの外はひんやりとしていますが、シュラフの中は穏やか。
この安心感があるから、冬でも来てしまうのです。
ほんとうに静かな夜でした。
おはようございます
朝7時。
スマホのアラームが鳴り、目を覚まします。
温度計を確認すると、夜間に記録された最低気温は5℃。

しっかり冬ですが、電気しき毛布のおかげで、寒さで目が覚めることもなく眠れました。
テントやギアを確認すると、結露はありませんでした。

テントから出てみると、晴れた空と澄んだ空気。
すがすがしい朝が閑乗寺公園キャンプ場に訪れていました。

朝ごはんは簡単に。
スープパスタにお湯を注ぎ、バターロールをかじる。

湯気の立つカップを両手で持つと、指先までじんわり温まります。
今日はチェックアウト10時。
名残惜しいですが、撤収を始めます。
撤収、そして帰路へ
朝の空気の中、ギアをひとつずつ拭きながら収納していきます。
焚き火台の灰を片付け、ペグを抜き、テントを畳む。
来たときと同じように。いや、少しだけ丁寧に整えて。
荷物が減っていくたびに、昨夜の時間がゆっくりと遠ざかっていくようです。
すべてを積み込み、ふとサイトを振り返ります。

さっきまで日陰だったこの場所に、木々の間から朝日が差し込んでいました。
夜はあんなに寒くて、火にあたりながら過ごしていたのに。
同じ場所とは思えないほど、やわらかな光です。
ヒレカツの揚げる音。
味噌汁の湯気。
テントの中の静かな灯り。
特別な出来事はありません。
でも、火があって、あたたかいごはんがあって、静かな夜と、明るい朝があった。
それで十分です。
エブリイのエンジンをかけ、ゆっくりと走り出します。
今回お世話になった閑乗寺公園キャンプ場について、利用料金や最新の案内は、公式サイトをご確認ください。
それでは皆さんご安全に!


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